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貧血改善に役立つ食材の話〜あさり

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貧血改善に役立つ食材の話〜あさり

月経がある女性は貧血リスクが非常に高いのは周知のことですが、初潮の早期化がすすんでいる現代は、高校生の時点ですでに男女差が大きく出てしまいます。女の子がいるご家庭は、つねに鉄分摂取を心がけていても過分ではありません。そこで、おすすめは海産物です。なぜなら、土壌が痩せている日本では野菜に含まれる栄養素が激減しているから。海産物は少し値段が高く感じるかもしれませんが、とてもおいしい出汁がでますし、栄養素が整っているのでたくさんのおかずを用意しなくても大丈夫!食材にかかる費用は、トータルで考えましょう。決して高くありません。

あさりについて

貝類の中でも食べやすく、価格が安定しているのがあさりです。冷凍だってできますよ。こちらあさりの冷凍保存方法をご覧ください。このサイトには代表的なレシピが掲載されていますが、こんなレシピもあります。

あさりと厚揚げのあっさり煮

ボリューム満点です。厚揚げも、近年消費量が現象していますが、便利な食材です。

あさりはパエリヤや炊き込みご飯という手もありますが、失敗しないレシピはやはり煮込み系。ただし魚介類は「ぐつぐつ」煮てはいけません。味が落ちます。貝が開いたらすぐに火を止めるくらいで仕上げましょう。

管理栄養士りんごの一言  

貝類は「海のエキス」といわれ、たんぱく質、タウリン、銅、亜鉛、ビタミンB₂、カルシウムなど、海水中の豊富な栄養素に恵まれています。なかでも多いのは、鉄とビタミンB₁₂で、貧血に効果の高い成分がたっぷり含まれています。

貧血といえば、鉄欠乏性の貧血を指しますが、赤血球の生産に異常をきたす、悪性貧血は、ビタミンB₁₂もしくは葉酸の欠乏によって起こります。ビタミンB₁₂は、あさりや赤貝など、動物性食品に多く、植物性食品にはほとんど含まれていませんので、極端なダイエットで野菜ばかり摂っている人は要注意です。 ビタミンB₁₂は、熱には強いですが、水に溶けやすい性質がありますので、スープやシチューなど、煮汁ごと食べられ料理にすると栄養素を残さず摂ることが出来ます。特に、日本古来のスープ味噌汁がおすすめです。あさりに含まれるタウリンが肝機能を高め、みそに含まれるビタミンB群が疲れを取り、疲労回復に効果を発揮

しかし、ビタミンB₁₂光に弱く酸化されやすいので、海水と同じ濃度(3%)の塩水に漬けて塩抜き、容器にいれて冷蔵庫へ、このとき酸素が入るすきまをあけておきましょう。冷凍保存も可能です。あさりには、コハク酸、グルタミン酸などの強い旨味成分も多く含まれていますので、和風にも洋風にも幅広い料理に利用出来ます。

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