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腸の調子を整える食材の話〜昆布〜

約 3 分
腸の調子を整える食材の話〜昆布〜

家庭の食卓から消えつつある食材の一つが昆布です。昆布を使って出汁をとることが少なくなり、まして出汁をとったあとの昆布で佃煮を作るなんてとても、とても・・気がつけば、塩昆布以外ほとんど買うことがありませんでした。先日、こちら「苦楽園こんぶ処永楽」さんの講座に参加して、昆布に豊富な栄養が含まれていることを知り、そのあと沖縄に行って「昆布をまるごと食べてしまえばいい」ことに気がつきました。

豊富な食物繊維が含まれます

食物繊維は、水に溶けない性質をもつ「不溶性食物繊維」と水に溶ける性質をもつ「水溶性食物繊維」があります。腸内環境を整えるため、便通を整える作用があります。
昆布をはじめとした海藻には、水溶性食物繊維であるアルギン酸とフコイダンがたっぷり含まれており、便通を整えることに役立つだけでなく、なんと、アルギン酸によって放射性物質であるセシウムやストロンチウムの排出も促されるのです!お子様にぜひ食べて欲しいですよね。

高血圧や糖尿病に悩むお父様にも!

昆布に豊富に含まれる粘質多糖類「アルギン酸」、その中でもカリウムと結合した「アルギン酸カリウム」は、胃の中でアルギン酸とカリウムに別れ、アルギン酸は一緒に摂取した食物に含まれるナトリウムイオンと結合して体外に運び出してくれます。一方で、アルギン酸から離れたカリウムは、カリウムイオンとなって腸から吸収され、血中のナトリウムを追い出す働きがあります。このように二重の働きで血圧を下げます。しかし、昆布にはナトリウムも含むため、血圧を下げるというよりも安定をさせる働きがあります。

また、水溶性食物繊維は粘性が高いため、消化吸収の過程で、水に溶けてゆっくりと吸収されるため血糖値の上昇を防ぐだけでなく、血中のコレステロールも排出する作用があります。

手軽に昆布を摂取する方法

とにかく丸ごと食べてしまうのが一番いいので、切り昆布、きざみ昆布、とろろ昆布などそのまま使えるものがおすすめです。

  • 野菜炒めなど炒め物にそのまま入れる
  • 炊き込みご飯に具として入れる
  • 野菜と一緒に塩もみして、漬物に
  • とろろ昆布は、味噌汁、お吸い物、うどんなどに

とにかく、顆粒出汁を使う感覚で使用してみてくださいね!

お写真は、沖縄の伝統料理「切り昆布と豚肉とこんにゃくの炒め物」です。栄養バランスもばっちりです。お塩と少量のお醤油だけで美味しくいただけますよ。唐辛子いりのこんにゃくを使用すれば大人味になります。

 

 

 

 

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