ははちえ

「おせっかい」と「お互いさま」で日本を明るく

子どもの安全を守る〜被害に遭う子を減らすために〜

約 4 分
子どもの安全を守る〜被害に遭う子を減らすために〜

こんにちは

マナビツナグヒトのみこりんです。

家庭や職員に対しスクールメールというものを流し、様々な情報を伝えるのも私の仕事の一つです。

行事のお知らせとか、校外学習の下校予定時刻とか、急な天候悪化に伴う対応とか

いろいろあります。

その中で、最も緊張するのが不審者等の危機管理にかんするものです。

なんといっても子ども達の安全確保が第一優先!

情報が入り次第、子どもの安全を守るため、家庭への注意喚起メールを流すのです。

報道される子どもをターゲットにした犯罪は、直接命に関わるものがほとんどで、

実際に身近に起きている子どもへの悪質な行為が世に出ることは少ないです。

でも、これ結構多いのです。

どのような行為が実際に起きているのか?

例を挙げると、「不審者によるつきまとい」「露出狂」「不審電話」等があります。

 *一般的な例です。その点ご了解ください。

「不審者によるつきまとい」

歩いている後をつけてくるとか、自転車で追い抜き様に卑猥なことを言われるとか、急に怒鳴られるとかいうものが

報告に上がってきます。

被害児童の受け取り方にもよるので、どの程度の事実かは確認できませんが、

子どもが恐ろしい思いをして家に逃げ帰っていることは事実です。

「露出狂」

これは時期的に頻出することがあります。

大体同じような地域に同じような事例が出るので、これは確信犯だと思っています。

警察にも届け出ているので、おそらく情報はあるのでしょうが、

実際の現場や被害が伴わないと手を打てないのか、これもよく報告されてきます。

「不審電話」

大人に対しては性的な嫌がらせを言ったり、恐喝まがいのことを言ったりする事例があがっています。

しかし、子どもに対して圧倒的に多いのは、個人情報の聞き出しです。

家にいる子どもに、親の在を確認し、不在であると、最もらしい嘘をついて、素直でまじめな子どもから情報を引き出すのです。

この手口は本当に多様で、言葉巧みに子どもを騙すので、本当に悪意ある行為だと私は思っています。

「◯◯ちゃんのクラスの~さんというお母さんに頼まれて、連絡先を調べているんだけど協力してもらえませんか?」とか。

「◯◯君のクラスの~~君がまだ家に帰っていないらしいので、仲のいい子に電話して居場所を調べているんだけどお宅にはいないかな?じゃあ、心当たりのある子の名前と連絡先を教えてください。念のため、学級全員に確認したいから、その他の子のも教えてもらえますか?」とか。

子どもは人助けと思って情報を伝えてしまいます。

子どもの善意につけ込むからこそ悪質であると、こういう報告があるたびに怒りを覚えます。

被害にあった子ども達の状況

被害報告を受けると、再発防止のため、自校の保護者や近隣校に向けて情報を伝えます。

教育委員会にも被害報告を出しています。

そのために、被害にあったお子さんに話を聞き取るのですが、

打ち拉がれている子どもの姿は見ていてとても辛いです。

こういう子たちの心にあるものとして、

・被害にあったことへのショック

・他に迷惑をかけた(情報聞き出しなど)申し訳なさ

・今後も同じことが起きるのではという恐怖

・大人への不信感

等がうかがえます。

自分を責めている子、心に傷を負ってしまった子が圧倒的に多いです。

もし、お子さんが巻き込まれたらどうすればいいか?

学校では、警察に通報してくださいと伝えています。

学校は何の抑止力も持っていません。

できるのは、メール等で情報を伝えることと児童に対する指導、

そしてできる範囲で見守りを強化することです。

私が毎朝通学路を自転車でパトロールするようになったのは、

登校途中に児童が露出狂に遭遇したことがあったからです。

始めのころは、パトロールのスキマにやられたこともありましたが、

ここ2年ほど被害は上がっていないので少しは抑止力になっているのかなと思っています。

警察に連絡すると、被害者本人から話を聞くことになるので、

大事になるのを嫌がり、連絡しない方もいらっしゃいます。

その気持ちもわかるので強制はしませんが、

通報しない限り、安全が確保されないこともあり、もどかしく感じます。

あとは、個人の危機管理力を育てていくことです。

これは、学校の指導だけではなく家庭での指導も環境も必要です。

でも、子どもの安全を守るためにはやるべきことだと思っています。

まとめ

犯罪としてはカウントされないまでも、子どもを対象にした悪質な行為は後を絶ちません。

守るだけではなく、積極的にこういう行為を処罰する仕組みも必要なのではないかと思います。

加害者は常に大人なのです。

そして、被害にあった子は本当に傷ついているのです。

子どもの安全を守るということを、もっともっと身近な視点から考えることが、重要ではないかと思います。

読んでくださりありがとうございました。

寄稿者について

miccorin
小学校教頭、リーディングファシリテーターとして、人が学び成長する支援をしたいと思っています。
今まで何百・何千という生徒を指導し、そのご家庭とも関わってきました。お子さんについて相談する過程で、子育てに悩むお母さんの声もたくさんうかがいました。皆さん、とても一生懸命にお子さんを育てています。でも、ちょっと自信がなかったり、よい方法がわからなかったりしているんだと感じてきました。だから、今までうかがってきた悩みの中から、私ができるアドバイスを通じ、子育てがんばるお母さん達の力になりたいと思っています。

コメント

*
*
* (公開されません)

Facebookコメント