こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
今日の記事は、ダークサイドから斬り込んでいきます。
テーマは自己肯定感を育む関わり方です。
昨日読んだ本、
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」 by根本裕幸 (あさ出版)
著者は、多くのクライアントのカウンセリングや、
著書の執筆、各種メディアでの連載等、
第一線でご活躍の心理カウンセラーです。
しかし、カウンセラーになる前は、
人の顔色を気にしてびくびくしたり、人の期待に応えようと無理をしたり、
自分の心を犠牲にして疲弊しきってしまった時期があったそうです。
そこから、自分を癒すことを知りカウンセラーへの道を拓いていったとのこと、
この本の「敏感すぎる人」と「自己肯定感をあげる」ことは、
著者自身の経験も投影されているそうです。
「自己肯定感」とは、自分のありのままを認める・受け容れること。
それができないと、自分に自信が持てないだけではなく、
常に他人軸によって判断したり行動したりするようになってしまいます。
結果,自分自身の意思が見えなくなり、本来の自分とのギャップに、
心が悲鳴をあげる・・・ということになりかねません。
他人の意思に従って生きるということは、
自分の意志を生きられないということでもあります。
本書は、そういう「敏感すぎる人」が、
「自己肯定感」を高めるための方法として、
7日間の集中プログラムという形で書かれてあります。
その中で、気になったのが
第3日目のワーク
「過去の家族関係を見直す」です。
子どものころの家族との関係が、
大人になってからの自己肯定感に大きな影響を与えることが
書かれていたのです。
そこで、今日の記事が、ダークサイドな切り口になったわけです。
この章から、
“NG” な関わりを確認していきたいと思います。
① 感情的になる
不機嫌な相手に対して、
自分が言いたいことを我慢したり、相手に気を遣ったり、
そういうことがあると思います。
もし、自分の親が感情的で、
いつも、その感情によってふりまわされるとしたら、
子どもはその感情を気にして自分の言動を決めることになります。
結果、誰に対しても顔色をうかがいながら接することになってしまいます。
感情をぶつけ過ぎるのは、“NG” です。
② 過干渉になる
お子さんに何かを選ばせるとき、
自分の嗜好を無意識に押し付けているということはないですか?
「あなたのために言ってるのだから・・・」
と言いつつ、
自分の思いを選択させてはいませんか?
もしくは、全く選択させずに子どものためによりよいと思うものだけを与える、
ということも、同じことになります。
干渉のし過ぎとは、子どもの自由意志を発揮する余地がないということになります。
結果として、「自分では選べない」子ども、
「人がいいと思うものを選ぶ」子ども、を育てることになってしまいます。
もし、「選べない」「意見を言えない」という兆候があれば、
この関わりを疑ってみてくださいね。
干渉し過ぎることも、“NG” です。
③ かまわない
これは上の2つとは逆のタイプの関わりです。
「忙しいから、今は無理」
「そのくらい、自分で考えて。なんで私が考えなきゃいけないの!」
こういう関わりのことです。
別に、子どもが嫌いなわけでも無視しているわけでもなくて、
本当に余裕がないだけかもしれません。
でも、子どもからすると、「拒絶」と感じる反応です。
最近、忙しい家庭が増え、こういう関わりもそれに伴い増えていると感じています。
心理的に他者と関係がとりづらい子どもに共通しているのが、
話しかけたくても相手に拒絶されるのでは?と
不安に思って声をかけられないという事象です。
結果として、常に相手に遠慮するコミュニケーションや、
内面に全て抱え込んでしまう癖を育ててしまうことになります。
かまわないことも、“NG” です。
この3つの関わりに共通しているものに気がつきましたか?
それは、相手軸で判断してしまうということです。
① 相手を不機嫌にさせない
② 相手を喜ばそうとする
③ 相手に遠慮する
判断の基準が相手の態度になっているので、
自分ではどうしたいということが判断することができないのです。
自分で判断できない=自分軸がない
つまり、自己肯定感を育むことができないとなっていきます。
いかがでしょう?
もしかしたら、自分自身の自己肯定感のありように、
「どきっ」とした方もいらっしゃるかもしれません。
そのことに、罪悪感とか持たないでくださいね。
自分を見つめ直し、関わり方を変えていけば
自ずと自分を認めることができるようになると思っています。
興味があれば、この本読んでみてくださいね。
そうそう、
このサイトのくるみさんとは、
不定期にですが、親子の関わりに関するワークショップを開いています。
今後、こちらにも告知していくので、
よかったらそちらにも足を運んでみてください。
読んでくださってありがとうございました。
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