こんにちは
そして、はじめまして。
マナビツナグヒトのみこりんです。
公立小学校の教員(今は教頭)をしています。
“ははちえ”では、
“はは”(子どもを育てる人全て・・・なので老若男女問わず)の助けになるような、
教育や子育てに関する記事を書いていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日のテーマ
多くの母達と子育ての悩みを共有してきました。
すごーく熱心な(ように見える)母のお子さんが、全て優秀?、問題はないか?というと、
実はそうでもないのです。
逆に、全くがんばってない(ように見える)母のお子さんが、全て問題あり?というと
やはりそうでもない。
じゃあ、
「この子、いい子だなあ。」
「いい育ち方をしているなあ。」
と思える子の母は、なにをしているのでしょう?
あまり特別なことをしているようではないようです。
ただし、決定的な要因が一つある、と思います。
それは、
「ダメ出しをしない」です。
問題を抱えている子や、指導が入りづらい子は、
総じて自己肯定感が高くありません。
その子達がよく言うのが、
「親に知れたら怒られる!!」
「どうせ何やっても叱られる!!」
ということです。
叱ることを否定しているわけではありません。
その親御さん達も、きっと我が子のために必死なんだと思います。
でも、必死に叱っていることがちっとも子どもに届いていないとしたら、
それは単なる「ダメ出し」なのではないかと思います。
叱る目的は、『子どもが自らの誤ちに気づき、改善する』ことができるように促すことだと思います。
一方、
「ダメ出し」は行為のみならず、その子のあり方さえ否定する意味も伴います。
自己肯定感が上がらないのは、
その子自身が認めてもらえる体験が少ないことも、関係していると思います。
では、どうすればよいのでしょうか?
誰でもできる簡単な方法があります。
「ダメ出し」ではなく、「感謝出し」をすることです。
以前担任していたこども達からこう言われたことがあります。
「先生もがんばっていること、わかってるから」
この一言、救われました。
そして思いました。
「この子たちがいてくれるから、私は教師でいられるんだ。」
こども達がいてくれることを、ありがたいと思えば、
感謝することはいくらだって見つかります。
だって、いてくれるだけで「ありがとう」なんですから。
上手く叱るのも、上手く褒めるのも、うまく励ますのも
それなりにテクニックが必要ですが、
「ありがとう」は何のテクニックもいりません。
でも、その効果は絶大ですよ。
こう、保護者の方に伝えると、
「だって、いいところなんか見つかりませんよ〜」
と仰る方もいらっしゃいます。
その点に関しては、また、追々伝えていきたいなと思います。
1日1つ、「感謝出し」を。
お子さんのがんばりに、「ありがとう」を伝えてみてはいかがでしょう。
読んでくださりありがとうございました。
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