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絵本と出会える場所。

約 3 分
絵本と出会える場所。

絵本専門士の優有(ゆうゆう)です。
本の魅力やお悩みを、子育て話題中心に伝えていきます。

子育てで絵本を積極的に取り入れたい親御さんが多いなか、まず何をしたら良いのかという悩みも多く伺います。
今回は、絵本と出会える代表的な場所を、環境の特徴やおすすめの取り組みとあわせて紹介します。

図書館

図書館は、新旧関わらず様々な種類の絵本と出会える場所です。大量の絵本の中で、お子さんがどんな絵本と相性が良いのか知りやすい場所でもあります。読み聞かせ会の取り組みも盛んで、親子で参加しやすいのも素敵。
おすすめは、図書館で様々な絵本と触れ合い、お気に入りの作品は自分の絵本として購入し、お子さんがいつでも手に取れる身近に置くことです。

書店

新刊、話題の絵本、季節もの、フェアもの、ロングセラー絵本などが目立つ場所に置いてあることが多い傾向があります。
また、児童書専門店は、こだわりの選書で絵本が並べられている場所でもあります。深く絵本のことを知る書店員さんとの出会いで、絵本の世界をより楽しめるかもしれません。ぜひ書店員さんと仲良くなって、色々お話をきいてみてくださいね。

保育園・幼稚園・こども園

お子さんが絵本と出会ったのは園という方も多いのではないでしょうか。
ほぼ毎日、保育の中で絵本の読み聞かせや絵本を見る時間が設けられていることが多いものです。
園で読んだ絵本や絵本の紹介等を、園の掲示板や園だよりなどに載せているところも。先生にどんな絵本を読んでいるのか尋ねることでお子さんとの会話が広がり、園生活と家庭とをつなぐ良い機会にもなりそうです。
場所によっては、園に通っていなくても、子育て支援の取り組みで無料の読み聞かせ会や講座、図書室の貸出等のと取り組みをしている園も多数あるようですので、よろしければ問い合わせてみてくださいね。

他にも、支援センター、読み聞かせイベント、親子カフェなど、さまざまな場で絵本との出会いのチャンスがありますので、ぜひ絵本のある生活を楽しんでみてください。

絵本と出会うことはしあわせな未来へつながる

絵本との出会いは人との出会いに似ていると感じます。出会いがあることで、愛情を伝え合い、関わりを知り、想像の世界を広げる……絵本は豊かで幸せな未来へ導く一助でもあります。

わたしにとっては、絵本といえば「わたしのワンピース」が大切な1冊。想像の楽しさ、子どものころにワンピースを着たときのうれしさを思い出します。
何気ない日の絵本との出会いが、お子さんや親御さんにとってかけがえのない思い出になるかもしれません。
自分だけの、珠玉の1冊と出会えますように。

寄稿者について

yuuyuu
優有(ゆうゆう)。絵本専門士。JPIC読書アドバイザー。保育士。幼稚園教諭。元絵本の出版社勤務。子どもたちの幸せと育ちを支えたく、『身近な絵本のプロ』として活動中!絵本の読み聞かせや読書会を通して、コミュニケーションの楽しさ、大切さを2010年から伝えています。

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