こんにちは
マナビツナグヒトのみこりんです。
前回の記事は、
「子どもが約束を守らない~」ということについて書きました。
子どもは本来約束を守る生き物(?)です。
でも、誰かが勝手に決めた約束は子どもにとっては誰かの約束であって
自分自身の約束ではないのです。
だから、子どもが自分で約束を決められるように周囲も協力することが大切なのです。
具体的な方法を、「廊下の右側歩行」を例に5つのステップで見ていきましょう。
まず、何が問題なのかを知らせることが大切です。
この場合、廊下を走っている実態、広がって歩いている実態に気づかせます。
他の人もそうだけど、自分自身はどうだろう?ということも振り返らせます。
そうすると、
“廊下の歩き方が悪い、このままだと誰かがケガをすることになる。”
という問題意識を持つことができます。
次に、この問題を解決するためにどうすべきか?という方法について考えさせます。
「廊下歩行」でしたら、
“廊下を走らないで歩く。”
“右側歩行をみんなが守って、広がらないようにする。”
という2点があがってくるでしょう。
この時に、注意するのは、具体的に行動できる方法を考えさせることです。
この事例でも「気をつける」「ポスターを作る」等の声も上がることがあります。
その時は、「どうするように気をつけるのか」「どんな行動ができるポスターにするのか」
と、行動を明らかにさせ、次のやくそくにつなげるのです。
自分自身の問題解決として、決めた行動にどう取り組むかを決めます。
これが『約束』『きまり』になります。
例でいうと、
“廊下は走らず、右側を歩く”
これが、子ども自身の『約束』『きまり』になるのです。
『約束』の通りに行動してみます。
この段階では、『約束』を徹底的に守るように声をかけていきます。
せっかく自分で決めた『約束』も守れなければ意味を成しません。
それをチェックし、このまま続けるかやり方を変えるかを考えさせます。
その際大切なのは、
★できたことは認めて褒めること。
★できないことは、理由を考えさせ、どういう改善が必要かを話し合うこと。
「廊下歩行」でいうと、
急がなきゃという意識があると走るという行動につながります。
加えて、おしゃべりに夢中になると広がるという行動につながります。
なので、そこにも気づかせると、
“移動は早めに”と時間を意識する習慣付けにもなります。
“歩行中の無駄話を控えよう”という意識付けにもなります。
その上で、改めて行動を続けるように促すのです。
「子どもが守らない約束」は、Step2,3,5が十分でない場合が多いと思います。
子ども自身の問題意識から約束事を決め、守ることで問題解決につなげる。
そのプロセスをぜひ大事にし、
「わが家の約束」といえる物を作っていって欲しいと思います。
ちょっとくどくどしてしまいました。
教師の悪い癖ですね~~~(ご容赦を♫)
読んでくださり、ありがとうございました。
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